満島ひかり、岡田将生主演の映画ラストマイルが今大ヒットしているのはご存じですか?
ラストマイルは2024年8月23日に公開されたサスペンス映画です!
公開後すぐに話題を呼び、ネット上では様々な情報が出ています。
特にロッカーの数字の意味は何なのか、最後のシーンについて特に注目されています。
そこで今回は、この記事で、ラストマイルロッカーの数字の意味は何なのか、最後のシーンを徹底考察します!
Contents
ラストマイルロッカーの数字の意味は?
ラストマイルロッカーの数字の意味(2.7m/s →70kg→0)は以下の通りです。
- 2.7m/s → 倉庫で稼働するベルトコンベアの速さ
- 70kg → ベルトコンベアの耐荷重(成人男性の平均体重くらい)
- 0 → 倉庫の稼働率
ベルトコンベアをとめるための設定値を書いてたと思われ、物語のキーとなります。
まず、2.7m/sは、センター内で稼働するベルトコンベアの速度。
この速度は、現場での作業効率を象徴する数字で、いかに迅速に作業が行われるかを表します。
次に70kgは、ベルトコンが加重される最大の耐荷重で、これもまた効率性と制限を表します。
70kgという数値は成人男性の平均体重に相当し、人間の限界や負荷を示している可能性がありますね。
そして0という数字は、稼働率を表しており、ベルトコンベアが完全に停止した状態を示します。
これはシステムが停止する瞬間、つまり働くことが完全に終了することを、象徴しています。
この0は、数字以上に、労働者の無力さや、システムに対する個人の影響力の小ささを表してます。
この数字が表す意味について詳しく解説しますね。
数字と行動が表す意味
2.7m/s→70kg→0は冒頭シーンにも登場する、事件に迫る重要な数字です。
また、効率性を最優先する現代社会の労働環境への批判が含まれてます。
映画の舞台となる、物流センターは、効率性が最優先され、厳しい労働条件に置かれてます。
山崎はセンターの責任者で、労働環境に耐えかね、精神的に追い詰められ、精神的に限界を感じてました。
そのため、彼は重圧から逃れるために、自分の体重でベルトコンベア停止させようとします。
ベルトコンベアは、一定の重さを超えると停止するようになっていました。
山崎が飛び降り、一時的に停止したが、ベルトコンベアは、彼が離れると、再び動き始めます。
これは、労働者一人の行動は、大きなシステムの中では無力であることが思い知らされます。
このシーンは、現代の労働者が、いかに効率性に縛られ、システムに対して抗えない存在であるかを象徴的に描いてます。
この暗号の意味は映画の中では明かされてません。
これは、見る人個人が理解を深め、物語の深いテーマに共感するのではないでしょうか。
数字が物語を表す意味は
この映画の背景には、現代の労働社会に対する鋭い批判が込められてます。
センターは効率性を追求し、従業員に過剰な負担をかける場所として描かれてます。
労働者たちは「ラストマイル」と呼ばれる最終段階でプレッシャーと無力感に苛まれます。
物語の結末で、物流業界の改革が進むが、犯人の動機、事件の深層などは、私たちにも関わることとして捉えられます。
数字が表すのは、現代社会の「数字至上主義」です。
効率や生産性を極限まで追求し、人間性が犠牲になる様子がこの映画のテーマの一つとして描かれてます。
映画は、便利さや効率性を追求する現代社会の向こうで、多くの労働者が犠牲になってる現実と、それに対する個人の小ささ、映画は人間の価値や労働の意味を問い直すメッセージになっていると感じます。
私も、働くと言うことについて、深く考えた映画になりました。
エンドロールの最後に、心のケアがありました。
過酷な状況にいる方へ、専門機関に相談するよう勧めるメッセージで、これも考えさせられるものでした。
ラストマイル最後のシーンは?
数字の本当の意味を知り、その意味を深く受け止め、見つめ直すきっかけになったシーンではないかと思われます。
詳しく説明します。
自分の生き方を考え直すきっかけ
岡田将生演じるコウは、事件が収束し労働環境の改善を勝ち取ったエレナから、『次はあなた』とロッカーの鍵を渡されます。
コウはロッカーの前で一人頭を抱えてました。
そして山﨑佑が残したロッカーの数字を見つめ、強い眼差しを向けます。
ディーンフジオカさん演じる五十嵐は焦った顔でロッカーを見て倉庫の3Fから下を見る、という最後のシーンがあります。
コウは「テキトーに仕事し、それなりに暮らせればいい」という考えでした
しかし、この数字の本当の意味を知り、山崎のメッセージを深く受け止め、自分の生き方を考え直すきっかけにしたように感じました。
他の人との連帯や社会的責任の重要性を示していると解釈できますね。
行動を起こそうとする強い意志の現れ
ロッカーの文字を消さなかったことも、山崎の意志を受け継ぎ、山﨑のような人を出さないために、何ができるのかを考える事になったと思います。
働く環境の改善の為、何か行動を起こさねば、との強い意志の表れではないかとも思いました。
アンナチュラルとMIU404の脚本家・監督がタッグを組み、それぞれの世界線が交差する作品ですが、どちらも見たことがなかったですが、十分楽しめました。
この映画の感想で見られたのは、どこで爆発が起こるか分からない、別の家族の物語も意味がある構成で、凄く面白かったなどという意見も多かったです。
しかし、エレナを犯人と思わせるような描写は必要だったのか、テロリズムの表現だよね、などネガティブな意見もありました。
また、たこ焼きのおもちゃを開けた時に、爆弾だとわかった?もう一回見たい!といった意見もありました。
最後の数字の意味も何だったのかと言った意見も多く、情報合戦になっているようです。
まとめ
ラストマイルロッカーの数字の意味は、ベルトコンベアを止めるための設定値でした。
そして、労働者一人の行動は、大きなシステムの中では無力であると思い知らされた数字でした。
ラストマイルの最後のシーンは、数字の本当の意味を知り、その意味を深く受け止め、を見つめ直すきっかけになったシーンではないかと思われます。
この映画は、サスペンスの要素だけでなく、現代社会の労働問題、企業の冷たさに注目し、疑問を投げかけてます。
これまで、ラストマイルロッカーの数字の意味は何なのか、最後のシーンも徹底考察さてきました。
そこで感じたのは、私たちは、この数字の暗号を通して、本当に映画が伝えようとしている意味を理解しなければいけないということ。
映画「ラストマイル」は、単なる一つの作品でなく、社会的意義を持つ素晴らしい作品だとかんじました。
映画を観終わった後、皆さんもきっと「働くこと」や「生きること」について深く考えるきっかけになるでしょう。
是非一度見てみてください!
コメント